赤池三男第207号「StoveLeagueの話」

昨季のプロ野球(NPB)と大リーグ(MLB)は熱い戦いを繰り広げて盛り上がった。プロ野球ペナントレースは10月で143試合の全日程を終了した。セントラルリーグは阪神タイガースが早くから首位を決めっていた。パシフィックは予想とおり日本イチを勝ち取ったソフトバンクだった。上位クラスに行かなかったチームは、主力選手がケガなどで十分な活躍が出来なかったと解呪。MLBは30チームが各162試合を戦い、そのうえにワールドシリーズ決定戦があって、結局Dodgersが全米優勝を勝ち取った。チームでは大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の日本人選手が大活躍して世界中の野球FANを熱く沸かした。

リーグ戦で優勝したチームは勿論、思う様な成績を残せなかったチームは監督がスタッフと原因を突き詰めて、球団の組織を見直す。組織の改革は球団の仕事だが、ファンも組織外で新スタッフを考えて熱い気持ちで、勝手に議論をしている。リーグ戦が終わって来季に向けてFANがStove(日本では炬燵)に当り、もっぱら組織替え熱論をするのをStoveLeagueと言う。

11月はドラフト会議があった。各球団では新体制の為に、候補の中から、欲しい選手を抽選で獲得する。希望選手が他球団と重複すると球団同士で抽選する。選手も球団も必ずしも希望入団には成らないから、その結果を待って各球団が他球団のあの選手が欲しい、と補強(trade)作戦。選手自らは、あの球団に行きたいと駆け引き。ファンは勝手にあの投手、この野手が我がチームに来てくれれば、と熱い予想をする。

tradeする前に、今季の結果によって来季の年俸調整をする。MLBは年俸が高い。昨季のNPBでも一億円超の選手がセ62+パ58=120人いた。年俸の高額な球団が上位にいるのは頷ける。新入団選手の獲得熱戦舞台裏がドラマになった。1956年頃、大学スター選手獲得に、札束が乱れ飛ぶ実話小説"貴方買います"。昨年、韓国ドラマ「ストーブリーグ」は、万年最下位のチームに、野球はド素人ownerが就任、チームを立て直して、優勝争いが出来るteamにした夢物語。

MLBを希望してペナントレース終了を待って巨人軍岡本和真はToronto Blue Jays、ヤクルト球団村上宗隆がChicago White Soxが決まった。両者ともにチームの四番打者。他にもMLBで活躍したい日本人選手が何人かいる。この穴を如何に埋めるかがStoveLeagueの見どころ。

3月29日からペナントレースが始まる。StoveLeagueの結果が最尾チームの順位に如何に影響するか、楽しみなNPB開幕。

(令和8年1月16日 赤池三男)