最近の通信手段は電子メールやSNSが主流となり、手紙やはがきを出す機会は少なくなりました。しかし切手は、単なる郵便料金の証紙としてだけではなく、小さな芸術作品としての魅力も持っています。
日本で最初の切手は、明治4年(1871年)に発行された「竜文切手」です。48文、100文、200文、500文の4種類が発行されました。その後、明治5年には「桜切手」が発行され、日本の切手の歴史が始まりました。
切手収集は世界的に人気のある趣味の一つです。珍しい切手は高額で取引されることもあり、投資対象としても注目されています。世界で最も高い切手は、イギリス領ギアナの1セント切手(1856年発行)で、2021年のオークションで約830万ドル(約9億円)で落札されました。
日本の切手では、「見返り美人」(1948年発行)や「月に雁」(1949年発行)が有名で、切手収集家の間で人気があります。また、最近では「ふるさと切手」や「グリーティング切手」など、バラエティに富んだ切手が発行されています。
ところで、切手には消費税がかかるかどうかご存知でしょうか。郵便局やコンビニで切手を購入する場合は「非課税」です。しかし、金券ショップなどで購入する場合は「課税」となります。また、事業者が切手を購入した場合の仕入税額控除の取り扱いについても注意が必要です。原則として切手の購入時には課税仕入れとはならず、実際に郵便サービスを利用した時に課税仕入れとして処理します。ただし、継続適用を条件に、購入時に課税仕入れとして処理することも認められています。
2024年10月1日から郵便料金が改定されました。はがきは63円から85円に、定形郵便物(25g以下)は84円から110円に値上げされました。約30年ぶりの大幅な値上げとなります。 赤池 三男 税理士・行政書士
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