最近の夕暮れ、日比谷公園でベンチに座っていると、涼しい風が吹いてきて心地よいひとときでした。公園のベンチは、散歩の途中で腰を下ろしたり、木陰で読書をしたり、季節の移ろいを感じるのにちょうどよい場所です。
ところが最近、街中のベンチが減っていると感じることはありませんか。駅のホームや公園、商店街などからベンチが撤去されるケースが増えています。その理由としては、ホームレスの長時間滞在を防ぐため、スケートボードの障害物として使われるのを防ぐため、通行の妨げになるためなどが挙げられます。
一方で、ベンチの必要性を訴える声も多くあります。高齢者や妊婦、障がいのある方にとって、外出時に休憩できる場所は欠かせません。「ベンチがないから外出を控える」という声もあり、まちづくりの観点からベンチの重要性が見直されています。
欧州ではベンチを積極的に設置する動きがあります。パリでは2024年のオリンピック・パラリンピックに向けて市内各所にベンチを増設しました。ロンドンでも「ベンチフレンドリー」な都市づくりが進められています。
主題とは関係ない話題を少し追加します。「ベンチ」に語源の近い言葉に「ベンチャー」があります。ベンチャー企業とは新しい技術やビジネスモデルで事業を展開する企業のことで、リスクを取って挑戦するという意味が込められています。ベンチャー企業への投資に関しては、エンジェル税制という税制優遇措置があり、個人投資家が一定のベンチャー企業に投資した場合、所得税の優遇が受けられます。
主題に戻りますが、ベンチに座ってゆっくりと過ごす時間は、忙しい現代人にとって贅沢なものかもしれません。たまにはベンチに腰掛けて、日常の喧騒から離れてみてはいかがでしょうか。 赤池 三男 税理士・行政書士
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