セミは昆虫の一種で、世界に約3,000種類、日本には約30種類以上が生息しています。人間と同じように卵から生まれますが、幼虫は地中で木の根から樹液を吸って成長します。種類によって異なりますが、地中での生活期間は2年〜7年と長く、地上に出てからの成虫の寿命は2週間〜1ヶ月程度です。
日本で最も一般的なセミはアブラゼミで、「ジリジリジリ」と鳴きます。ミンミンゼミは「ミーンミンミンミン」、クマゼミは「シャアシャアシャア」、ヒグラシは「カナカナカナ」、ツクツクボウシは「ツクツクボーシ」と鳴き、それぞれ特徴的な鳴き声で夏の風物詩となっています。鳴くのはオスだけで、メスに自分の存在をアピールするために鳴きます。
セミの鳴き声には温度との関係があり、気温が約25度以上になると鳴き始めます。近年、都市部ではクマゼミの生息域が北上しており、地球温暖化の指標の一つとしても注目されています。また、都市のヒートアイランド現象により、夜間でもセミが鳴くことがあります。
セミは古くから日本文化に登場します。松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」は有名な俳句です。「蝉しぐれ」は多くのセミが一斉に鳴く様子を表す美しい日本語です。中国では古くからセミは再生・不死の象徴とされ、玉蝉(ぎょくせん)という翡翠で作られたセミの形の副葬品が墓に納められたそうです。
ところで、セミの幼虫は素数の年数だけ地中にいるという「素数ゼミ」の話は興味深いものです。北米に生息する周期ゼミ(13年ゼミと17年ゼミ)は、素数年ごとに大量発生します。2024年にはアメリカで13年ゼミと17年ゼミが同時に大量発生する221年ぶりの珍しい現象が起きました。 赤池 三男 税理士・行政書士
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