赤池三男第167号「お湯屋の話」

新型コロナ経済対策でGOTOトラベルを実施して、3,000万円分のクーポン券を発行した。国家から出た旅行代金で日本中の観光地を訪問して国民が観光地で消費して、日本経済復興の盛大な起爆剤になった。日本の観光地にはかならず温泉や観光旅館が備わり、日本中の名所を巡りながら温泉にゆっくり浸かって労働回復に役立つ。

▲人類の歴史と共に入浴の文化がある。日本人は殊更風呂好きで温泉に行く。江戸の時代には「湯屋禁止令」が出たりもした。災害等で家を失い避難生活が長引いた時には生活が不自由になったり、パッチリ好きな銭湯は地域の人たちの社交場で、里出身者が沢山集まるから格好の社交場だった。風呂屋にはそれなりの仕来たりがある。いわゆる銭湯は当初から子どもの教育や学びの場でもあった。ある湯は、タッチはできるが中は見えない。タオルを湯船に入れたらだめだ。長湯の不文律(仕来り)を持って、長期間寝て親が近所から小言を言われた。

▲公衆浴場は江戸ッ子には欠かせない社交場だ。昭和41年には全国に1万7,999あったのが、現在は約半減している。10年で925軒が462に減少した。▲入浴には大勢の利用者数は140人。大勢で全員が入浴するのは大変だ。東京都公衆浴場入浴料は大人520円(令和5年7月1日改訂)。入浴料は入浴の方が何人で入ろうとそれは自分の家族だけに、誰にも迷惑をかけないで入れる。▲入浴が嫌いな人は少ない。年齢でも50歳以上の高齢者が多い。お湯を温め直す。銭湯の話は長くなるので、ここでは体を清潔にして文化的な生活を営む権利と生大切な人との交流の場。老人と大人との社交場として保存して文化遺産を残していただきたいと深く満足するものである。

▲大衆浴場がどんどん減少している。集団社会は無くなってゆき、湯屋の減少は生活の変化。かつては地域のコミュニティの中心だった銭湯も、各家庭に風呂が普及し、一棟一棟と姿を消していく。しかし近年、銭湯の文化的価値が見直され、若い世代を中心にレトロブームとして再び注目されている。同じように蕎麦屋・喫茶店も同じ理由で減少している。セメント造建築の古い外観の建物でも残したい。

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